先月、12月15日に、日本政策金融公庫より「2017年度 新規開業実態調査」の結果が発表されました。
この調査は、新規開業企業の実態を把握するため、1991年度から実施されており、開業者の属性や開業費用、資金調達先、開業者の特徴などについて分析しています。
今回の調査では、以下のような特徴が明らかにされています。
開業者に占める女性の割合は 18.4%となり、女性の割合は増加傾向です。
調査開始以来、最も高い割合となっているようです。
1 週間あたりの労働時間は、
「34 時間以下」・・・ 14.0%
「35~48 時間」・・・ 22.3%
「49 時間以上」・・・ 63.7%
となり、平均は 53.5 時間で、開業前の 49.4 時間から、4.1 時間増えています。サラリーマン時代よりも労働時間は長くなる傾向にあります。
一方で、主な事業所までの通勤時間(片道)は、「15 分未満」の割合が 57.4%となり、開業前の 21.9%から 35.6 ポイント増加し、居住地の近くに事業所を構えることが多いようです。
開業者の総合的な満足度を見てみると、
「かなり満足」・・・ 25.0%
「やや満足」・・・ 44.3%
このように、約7割が開業に満足しているようです。
項目別に「満足」の割合をみると、
「仕事のやりがい(自分の能力の発揮)」・・・ 79.1%
「働く時間の長さ」・・・ 49.6%
「ワークライフバランス」・・・ 47.1%
「事業からの収入」・・・ 23.3%
となってます。
開業時の従事者数は3年連続で減少し、3.1人となり調査開始以来、最も少なくなっており、開業の規模は、小型化の傾向がみられます。
調査結果のように、開業時は、1人・2人で起業することが多くなっています。
開業の際には届出が義務付けられているものも多いので、わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。(初回相談無料です)
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