本日、7月11日(月)は、
算定基礎届の提出期限
労働保険料の申告・納付期限(年度更新)です。

期限内に申告も終わりほっと一息・・
といいたいところですが、もう1つ期限が迫っているものがあります。

「被扶養者状況リスト(被扶養者の資格の再確認)」 です。

提出先は、協会けんぽ(全国健康保険協会)。
締め切りは平成28年8月1日(月)です。

 

<再確認の対象となる方>
協会管掌健康保険の被扶養者
=ざっくりいうと社会保険に加入している方の扶養家族です。

<再確認内容>
扶養してい方の状況が、扶養のままで大丈夫かどうかを確認します。
○学生だった娘、息子が就職した場合に、扶養からはずす手続きを忘れていないか
○配偶者や、ご両親の収入が増えて扶養の枠を超えていないか

<健康保険の被扶養者の範囲>
健康保険の被扶養者の範囲や収入条件などは、こちら(日本年金機構HP)

これらを各家庭ごとにチェックし、
リストに ✔ するだけの簡単な届出ですが、
従業員が多い会社の場合は結構な時間と手間がかかる恐れがあります。

また、確認の結果、扶養から削除となる被扶養者がいる場合は、
同封の被扶養者調書兼異動届を記入し、被扶養者の被保険者証を添付して提出する必要があります。

 

本来、健康保険の被扶養者から削除しなければならない方が届出を行っていないと、
その被扶養者分についても協会けんぽの支援金等の額に追加され、
加入している被保険者の保険料負担も増えることになります。

平成27年に再確認を行った結果では、被扶養者から除外された人は、約7.3万人(平成27年10月末現在)
高齢者医療制度への負担は31.5億円程度の削減が見込まれるそうです。

 

和泉市 社会保険労務士(社労士)

神戸森林植物園でハート形のアジサイを発見。
昔はあじさい(紫陽花)は、食用とされていました
と書かれているガイドがあり、ちょっと興味がわきましたが、
今は食べると毒があるという説が主流のようです。